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空気消費量を計算しよう!:How toダイビング4
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ダイビングを計画するにあたって空気消費量(1分間当たりに何ℓ空気を吸っているか)を知ることは大切なことです。

潜水時間の目安にしたり、ダイビング中の自分やバディの残圧管理の基準になります。

 

計算式
一分間当たりの陸での空気消費量
使用した空気量【Bar】 × シリンダー容量【ℓ】 ÷ (平均水深【m】/10+1) ÷ 潜水時間【分】
実際に自分のダイビング後のデータを使用して空気消費量を計算してみましょう。
プロフィール
残圧190barを示す容量10ℓのシリンダーを使用し48分のダイビングを行った。
エキジット後ダイブコンピューターを確認すると平均水深は14mで、残圧計は50barを示していた。
計算
ダイビング前は190barの残圧計がエキジット後は50barを示していたため使用した空気量は190-50=140bar
それにシリンダー容量10ℓを掛ける。このダイビング中に1400ℓ140bar×10ℓの空気を吸ったことになります。
陸だとそれでいいのですが、水深が大きくなってくると空気が収縮し実際に吸う空気量が増えるため平均水深の絶対圧で割ります
平均水深の圧力は10m毎に1気圧増えるので14m÷10=1.4気圧
それに陸での気圧分が加わるので平均水深の絶対圧1.4+1=2.4気圧になります。
水中だと1400ℓ使用した空気も陸では1400ℓ÷2.4=583.333…ℓ消費することになります。
最後に呼吸時間(潜水時間)で割ると583.33ℓ÷48分=12.15…ℓ/分 となります。(1分間に12.15ℓの空気を吸う)
このように自分の1分間当たりの空気消費量を求めることができます。
参考にしてみてください。
補足応用で潜水時間の目安を決められます。
プロフィール
今回のダイビングは25mまで潜降する予定で残圧50bar残してエキジットをする予定。
10ℓシリンダーを使用し器材をセッティング、残圧計を確認すると200barを示していた。
自分の空気消費量は13ℓ/minである。
空気は200-50=150bar →150bar×10ℓ=1500ℓ使用できます。
平均水深は不明確な為、最大水深で計算します。(今回は25m)
絶対圧は25÷10+1で3.5気圧です。(陸の3.5倍空気を吸うことになります)
そのため水深25mでの空気消費量は13×3.5=45.5ℓ/minになります。
最後に使用できる空気量を空気消費量で割ります 1500ℓ÷45.5ℓ/min =32.96…min
25mで150bar分の空気を吸うには約33分掛ります。
実際には浮上時間(1分当たり9mだとして約3分)と安全停止3分の空気は残しておかなければならないので33-6=27分
控えめなダイビングをするとなると20分くらいで計画するべきかな・・・という風に考えます。
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