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AOW・ADVになるために必要なアドベンチャーダイブ。
今回はカメラや特殊なアイテム・器材編成を体験できる物について紹介していきます。
この記事の目次
特殊な潜り方9項
今回紹介するのはこちら
- デジタル・アンダーウォーター・イメージング
- 魚の見分け方
- ダイバー・プロパルジョン・ビークル(水中スクーター)
- エンリッチド・エア・ダイブ
- サイドマウント
- フルフェイス・マスク
- リブリーザー
- セルフ・リライアント
- アダプティブ・サポート
1デジタル・アンダーウォーター・イメージング
今や多くの方がデジタルカメラを持ってダイビングをしています。
このアドベンチャーダイブではそのデジカメでの撮影技術・簡単な編集を身につけます。
また同時に水中バランスや撮影中の注意点を学びます。
次項「魚の見分け方」使うこともあります。
2魚の見分け方
このアドベンチャーダイブは魚の分類のしかたやダイビング中に見た魚の調べ方、見分けるポイントなどを学びます。
魚の生態や特徴を知ることで、水中写真を撮る際に活かすことができます。
3ダイバー・プロパルジョン・ビークル(水中スクーター)
水中をスクーターで走り回るスキルを学びます。
というのは冗談で、水中スクーターの操作方法、浮力のコントロール、故障したときの対応など、水中スクーターを使用してダイビングするスキルを学びます。
最近では時速7㎞で稼働する物も有り、ダイビング中の行動範囲が大幅に広がります。
また足を使わなくても進めるため、エアの消費量も抑えることができます。
4エンリッチド・エア・ダイブ
普通の空気シリンダーより「酸素の含有量を増やした空気」を使用してダイビングを行います。
エンリッチド・エアとかナイトロックスとか言われます。
酸素濃度をあげて窒素量を減らすので、上手に使えば減圧症のリスクを減らすことができます。
デメリットとして
- 最大深度が浅くなる
- 酸素中毒の恐れ
- プラス料金が掛かる
などがあります。
5サイドマウント
一般的な背中にシリンダーを固定して行うダイビングと異なり、身体の両サイドまたは片サイドにシリンダーをマウントして行うダイビングです。
専用の器材の調整やエントリー・エキジットの仕方、水中での姿勢を体験します。
- 水の抵抗を減らす
- 水平姿勢が取りやすくなる
- シリンダーを背負わずに海に入るので腰に優しい
- 空気量を増やせる
などのメリットがあります。
器材の配置や構成をかなり重視している為、海に潜らず一日中サイドマウントについて話したりするダイバーもいます。
6フルフェイス・マスク
フルフェイスのマスクを装着してダイビングを行います。
フルフェイスと言ってもバイクなどのヘルメットとは違います。
7リブリーザー
閉鎖式・半閉鎖式の特別な器材を使い、呼吸を循環させることで深く、長く潜ることができます。
閉鎖式はダイバーが吐く泡が出ないため、魚に静かに近づくことができます。
現状は器材が特別で比較的高価なので中々敷居が高いダイビング方法です。
浮力のコントロールについても呼吸による変化がなく、BCDやドライスーツで調整する必要がありコツがいります。
8セルフ・リライアント
セルフ・リライアントとは「自己依存」という意味。
トラブルなどの時にまずバディを頼るのではなく、自分を頼ります。
予備機材の充実、トラブル対応力などの習得をし、グループ内でより強い「個」を作ります。
スペシャリティコースでは100本以上のダイブ経験が必要なものを体験することができます。
9アダプティブ・サポート
2018年に新設された新しいコースです。
ダイビングとは誰もが楽しめる物。
身体障害や知的障害があるダイバーを適切な形でサポートする方法を学びます。
生徒やバディの特徴に合わせ、柔軟に考えることが必要になります。
終わりに
今回紹介したアドベンチャーダイブは、特に周りのダイバーと比べて多様な潜り方ができる物となっています。
そのため開催できるショップが限られているので十分な下調べが必要になります。
AOW・ADVを習得するため「あのアドベンチャーダイブがやりたい!」となったときに、出来なかった・・・とならないように注意していきましょう!。
それでは!