
以前こちらの記事で、ダイビングマスク「パラゴンS」を実際に使ったレビューや気になった点について書きました。
パラゴンSレビュー記事
記事公開後も「この部分はどういう意味があるのだろう?」と疑問に感じる点が残っており、今回思い切って株式会社タバタ様に直接問い合わせを行いました。
その結果、とても丁寧なご回答をいただきましたので、この記事ではその内容を共有したいと思います。
実際の体験にメーカー公式の視点が加わることで、パラゴンSを検討している方にとって、より分かりやすい判断材料になれば幸いです。
この記事の目次
メーカーへの質問と回答
Q1. ノーズポケット上部および下部にあるスリットの役割について
↓ノーズポケット↓
↓スカートスリット↓
A(株式会社タバタ様のご回答)
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ノーズ部:鼻が当たらないように極力逃がす形状
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スカート部:マスクブローの際にレンズ部に溜まった水を逃がす形状
※スカート部のスリットは他のモデルと同様で、パラゴンだけの特徴ではありません。
👉 使用者としての補足
パラゴンの着け心地の良さはこういった細かな気遣いからくるものだったんですね😲
スカート部分の考察は合っていましたが、他マスクと同様とは,,,同一形状にパラゴン固有の機能も付けるのはたいへんだったでしょう。
企業の技術が窺えます。
Q2. フレーム2層目に採用されているメタルフレーム部分は交換可能か?
A(株式会社タバタ様のご回答)
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物理的に交換は不可能ではありませんが、分解組立を積極的に推奨している商品ではありません。
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また、フレームを含むマスクの分解交換作業は一般ユーザーが行うことはお控えください。
👉 使用者としての補足
「交換式かも?」と思った方もいるかもしれませんが、基本的にはユーザーが触る部分ではないとのこと。耐久性は高いので、構造的には安心して使える印象です。
普段からの清掃を心がけてキレイに使いましょう。
Q3. 女性や小顔の方に推奨されるモデルは?(パラゴンSとの違い)
他サイト様の開発者インタビューにて「女性でも無理なく使用できる」とのコメントを拝見し気になっていた。
現在女性や小顔の方に推奨されているモデルは「INOシリーズ」など他のシリーズになるのか
A(株式会社タバタ様のご回答)
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かつて女性向けに設計された「M-15/M-16(Tina)」というマスクがあり、多くの男性にも評価が高いモデルでした。
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パラゴンシリーズのフィッティング設計は、このTinaを参考にユニセックス仕様として作られています。
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デザインは無骨で男性向けに見られがちですが、女性にも適した商品です。
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現在「女性向け」と明確にしているのは M1002(Tina)。
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INOシリーズは「女性向け」ではなく「小顔向け」のユニセックス商品。
👉 使用者としての補足
パラゴンはしっかりと女性にも適した商品でした。それも実際に女性向け設計をベースにしていたからなんですね。
デザインだけで判断せず、フィット感を試してみる価値があると改めて思いました。
今後の記事展開
今回でパラゴンシリーズについての記事はひと区切りとなります。
今後も器材レビューを続けていきたい気持ちは強くあるのですが、個人で運営しているため手元に揃えられる器材にはどうしても限りがあります。
そのため、今後は実際に購入したものに加えて、ダイビングショップなどでレンタルできる器材も積極的に試し、レビュー記事としてまとめていければと考えています。
「実際に使った感覚を正直に書く」スタンスは変えず、可能な範囲で幅広く取り上げていきたいので、引き続きご覧いただければ嬉しいです。